第2回●メイドカフェで働くことになったきっかけ●

第一回から1ヶ月以上空いてしまいました!!

メイドカフェ開業のコラムが予想以上に反響が大きくビビッてしまったのが本音です。(笑)

言葉って難しいもので、誤解を招いてしまわないように、 と考えているとなかなかまとまりませんでした。

 

第二回目は、 「みゆうがメイドになったきっかけ」についてお話したいと思います。

 

私がまだ高校生だった頃、世間ではメイド喫茶ブームが起こり始めました。

テレビにはよくメイドさんが映っていて、秋葉原ロケなどもよくやっていました。

 

正直、テレビで初めてメイドさんを見た時の感想は 「恥ずかしくないのかな?」となかなか冷たい感覚でした。(笑)

 

ですが、惹かれるものがあったのも事実。

最初は、メイドカフェで働きたい!という気持ちではなく社会勉強のつもりでした。

テレビを見ていたら、行ってみたいなと思うようになって、 私は思い立つとすぐ行動してしまうタイプなので「札幌メイド喫茶」で即検索。

最初にヒットしたメイドカフェにさっそく行ってみることにしました。

 

当時はまだメイドカフェがブームになり始めの頃で、 周囲の友達には一緒にメイド喫

茶に行くことを拒否されました。

なので、私のメイドカフェデビューは、一人でした!

 

ものすごい不安の中階段を上って、店内の見えない扉を開けるのは本当に怖くて、すっごくすっごーく重く感じました。

・・・女の子でも入っていいのかな?

いかがわしいお店だったらどうしよう。

あの時の私は、不安と恐怖しかありませんでしたね!

 

 

でも、あの時、あの扉を一人で開けたから今の私につながっているのだと思うと、あの時の自分をほめてあげたいです(笑)

 

扉を開けた先は、 もうそれは別世界!!別次元!!

ピンク色のふわふわしたとってもかわいいメイドさん!!

(実際はピンクじゃなかったのですが、あの時の私にはかわいすぎてピンクに見えたのです!笑) 扉を開けた瞬間、何かキラキラしたものが飛んでた!!

・・・ように見えました!!そのくらい一瞬で引き込まれたんです!!

 

アニメのポスターとかフィギュアも飾っていてとにかくキラキラしていました。

あのとき、恋!?ってくらいドキドキしたのを今でもはっきり覚えています。

 

メイドカフェって、女の子でも来ていいんだ。

メイドさんみーんな笑顔がとってもかわいくて優しくて、メイド服もすっごくかわいい!!

こんな世界に住みたい!!

この空間をずっと味わっていたい!!

もう・・・離れたくない!!!!!

 

メイドさんが、紅茶のお砂糖を入れてまぜてくれるのです。

自分のことをお嬢様、姫って呼んでくれる世界。

もー!!幸せ!!本当に胸が高鳴ってましたね!!

 

そして、その初めて行ったお店で嬉しいことにお声をかけていただきました。

とってもかわいくて今も憧れの方。当時の店長さんに、メイドが足りないので出ませんか?と。

 

その瞬間、嬉しくて嬉しすぎてすぐにでもお返事をしたかったのですが、 私には答えられませんでした。

 

それは、まだ札幌に住んでいなかったということと、アニメの知識がほぼ皆無だったからです。

メイドさんはアニメなどに詳しくないと働けない!!と思いました。

 

でも・・・メイドさんになりたい!!

 

この日から猛勉強(笑)きっと高校の受験勉強より頑張ったかもしれないです。

アニメを見て、話題のものは情報収集して勉強。

最初は、メイドさんになるために見ていたアニメですが、気付けばどんどん二次元の虜になっていきました。

あ。 最近では、そこまでアニメに詳しくなくてもメイドさんになれると思うのですが、 やっぱり知っていて損はありませんね★

 

そして、約1年後に憧れていた店長さんのお店の面接を受けたのです。

 

そこからは、ご存知の通りメイドさんとして働かせていただいて、今に繋がっているわけです。

(ちょっと省略しすぎかな?笑)

 

でも、私の家族はそんなにすんなりと理解してはくれませんでした。

それも当然ですよね。

「メイドカフェ」という存在をあまり知らなかった両親は、 いったいメイド喫茶がどんなお仕事なのか知らず不安だったのだと思います。

私が札幌に行くことはもちろん、メイドとして働くことも猛反対。

説得するには、何ヶ月もかかりました。

のちにメイドとして何度かテレビに出演させていただいた時、 両親はそれを見て仕事内容を把握して安心してくれました。

今では、たまにお店に遊びに来たりしています。

 

ただね、今もすっごく覚えてることがいくつかあって。

初お給仕の日、緊張しすぎて当日に熱を出してしまったんです。38度ほど(笑)

前日は本当に気合いが入りすぎてぜんぜん眠れなかったし、 採用されてからお給仕まで、おうちで何度も何度もかけ声の練習をしたり。

「みゆう」という名前もすっごく考えて姓名判断で調べたりしました。

 

そのくらい憧れて入った世界は、6年働いている今も変わらずキラキラしています。

あの時と、スタイルやメイドさんは変わってしまった部分もあるかもしれませんが、 私は今も変わらずこのお仕事が大好きです。

 

だからこうして、札幌メイドカフェAnk Crestのオーナーとなった今も、現役メイドとしてお給仕しているのです。

 

そして、アンククレストに働きに来てくれたメイド達に、

少しでも多くこのキラキラした部分を知ってもらって

このお仕事を楽しんでもらいたいです。

 

ご主人様、お嬢様にはこれからも暖かく見守っていていただきたいです。

メイドの支えは、やっぱりご主人様お嬢様の存在が命ですからね。

 

今も、きっとどこかに私と同じようにこのお仕事への憧れを持ってくれている女の子がいると信じています。

その女の子に、少しでもこのコラムを通して勇気を持ってもらえたら幸いです。

 

LINEで送る

トップへ戻る